著作者:snowing/出典:Freepik
記事『仕事ができる人ってどんな人??』にて、スキルの一つに挙げた
問題解決能力についてより具体的に掘り下げていきたいと思います。
問題解決能力とはそもそも何か?
問題解決能力とは、文字通り「問題を解決する能力」です。
具体的には、問題を明確に定義し、情報を収集し、分析して、解決策を提案し、実行する能力のことです。
以下のステップを踏んで問題解決を行います。
以上のステップを踏んで、
問題解決を行うことができます。
問題解決能力は、適切なスキルと経験によって向上することができます。
また、実践的な経験を積むことで、より高度な問題解決能力を習得することができます。
STEP1:問題の定義
まず問題を明確に定義することが重要です。
問題が何であるか、どのような影響があるのかを理解し、問題解決に向けた目標を設定します。
問題をどうとらえるか。
ここのステップでつまずくと、後のステップも的外れのまま進んでしまうので、「労力をかけたのに無駄に終わってしまった…」なんてことになりかねません。
問題を明確にするとは、現状と目標(あるべき姿)とのギャップを認識するということです。
ギャップを把握した上で、その原因を把握するために必要な情報収集をします。
STEP2:情報収集
問題が定義できれば次は情報収集です。関連する情報を収集し、分析します。
どのような情報を、どのように情報を集めると、問題の解決できるかがとても重要です。
集めることが目的となり、仕事をした気でいる人も多い気がします。
問題の背景や原因、関係する人々など、様々な情報を収集し、整理します。
よく聞くところでは「3C分析」などが有名なのではないでしょうか。
3C分析についてはまた別途解説できたらと思います。
情報収集の際、以下の3つをまず軸にして考えみるといいと思います。
- 大きな市場から小さな市場の順で見ていく
- 市場の時系列を把握する
- 自社の商品のポジション
STEP3:分析
収集した情報を分析し、問題をより深く理解します。
ここで便利なフレームワークとしては以下がおすすめです。
◆6W2H分析
「When(いつ)」
「Where(どこで)」
「Who(だれが)」
「Whom(だれに)」
「What(なにを)」
「Why(なぜ)」
「How(どのように)」
「How much(いくらで)」
の英単語の頭文字をとった言葉です。
この要素を埋めて、どの部分で問題が起きているをチェックすることができます。
◆なぜなぜ分析
問題に対して「それはなぜか?」と問いかけ、出てきた答えに対して同じ質問を繰り返します。
5回繰り返して出てきたものを原因の本質とする方法です。
◆ロジックツリー分析
問題をツリー状に分解し、その原因や解決策を論理的に探すためのフレームワークです。
上記の分析で問題箇所を特定し、具体的な数字を元により深く調べます。
STEP4:解決策の立案
分析した結果に基づいて、原因を根本的に解決するための方策を立案します。
ポイントは以下です!
- 実現可能性
- 効果(メリット,デメリット含め)
- コスト
- 時間
分析した原因を解決する方法を考えます。
STEP5:解決策の実行
提案した解決策を実行し、問題を解決します。
解決策の実行には、スケジュールの管理、リソースの配分、プロジェクトマネジメントなどが必要となります。
解決策の実行は、既存の業務にプラスアルファになります。
取り組んでもらうメンバーには解決案の実行の必要性は十分に論理的に説明し理解を得ることが必要です。
- すぐに実行する
- 負担はできるだけ減らす
- 期限を明確にする
- 結果の測定を明確にする
- 状況を共有する