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2-4)なぜAWSは分かりにくく感じるのか──サービス数・料金・自由度の正体

2-4)なぜAWSは分かりにくく感じるのか──サービス数・料金・自由度の正体

AWSの話題になると、多くの人がこう感じます。

  • 名前が多すぎる
  • 何から見ればいいか分からない
  • 料金が直感的じゃない

そして最後に、こう思ってしまう。

自分にはまだ早いのかもしれない

でも、はっきり言います。

それは能力の問題ではありません。AWSがそう感じるように作られているだけです。

目次

AWSが分かりにくい一番の理由

結論からいきます。

AWSの分かりにくさの正体は「自由度」です

AWSは、

  • これを選べば正解
  • 標準構成はこれ

という 一本道のサービス ではありません。

「自由度が高い」とはどういうことか

AWSは、

  • どの部品を使うか
  • どれを組み合わせるか
  • どこまで使うか

を、利用者側に委ねる設計になっています。

これはつまり、

設計の余地を最大限残している

ということ。

その結果、

  • 合う人には、とても強力
  • 初めての人には、とても分かりにくい

という両面性が生まれます。

自由度と分かりやすさの関係

なぜAWSはサービスが細かく分かれているのか

AWSを初めて見たとき、多くの人がこう思います。

なんでこんなにサービスが多いの?

これは偶然ではありません。

AWSは、「一つにまとめる」のではなく「役割ごとに分ける」という設計を選んでいます。

理由はシンプルです。

使う・使わないを選べるようにするため

「一つにまとめない」という思想

もしAWSが、「サーバー」「データ保存」「ネットワーク」「セキュリティ」を、すべて一つのサービスにまとめていたら。

確かに、最初は分かりやすかったかもしれません。

でもその代わりに、

  • 使わない機能にもコストがかかる
  • 変更がしづらい
  • 小さく始められない

という制約が生まれます。

AWSは、分かりやすさより柔軟性を選んだ

だから、サービスが細かく分かれているのです。

完成品とAWSの思想の違い

従量課金が直感的でない理由

AWSの料金も、分かりにくさの代表例です。

使った分だけ払うと言われても、結局いくら?

これは当然の疑問です。

AWSの料金が直感的でない理由は、

「完成品の価格」ではなく
「部品の利用料」だから

です。

  • サーバーをどれだけ使ったか
  • データをどれだけ置いたか
  • 通信をどれだけしたか

それぞれが、別々に積み上がる

これは欠点ではなく、

構成に応じて最適化できる

という自由度の裏返しです。

料金が積み上がるイメージ

分からなくて当然、という前提

ここで一度、安心してほしいことがあります。

  • AWSを見て分からない
  • 何から学べばいいか迷う

これは正しい反応です。

AWSはすべてを一度に理解させるサービスではありません。

ここで全部理解しなくていい理由

AWSを扱う上で、最初に持つべきスタンスはこれです。

必要になった分だけ理解する

  • すべてのサービス名を覚えない
  • 料金を完璧に説明しようとしない
  • 設計を一人で抱え込まない

AWSは、「分かる人が一人で全部やる」世界ではなく「役割分担して使う前提」のサービスです。

IT営業の立ち位置に戻ると

IT営業にとって大事なのは、「AWSを全部知っていること」ではなく「AWSをどう整理して扱うか」です。

  • 何が分かりにくいのか
  • どこから決めればいいのか
  • 誰に任せるべきか

これを整理できる人が、現場では一番重宝されます。

理解の進め方

この知識の立ち位置

この記事は、AWSに挫折しないための記事です。

AWSが分かりにくいのは、

  • あなたの理解力の問題ではない
  • AWSの設計思想の結果

ここが腹落ちすると、次に進む準備が整います。

次の記事では、ここまで整理したすべてを踏まえて、IT営業はAWSをどう扱えばいいのかを、実務の視点でまとめていきます。

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