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2-6)AWSは「内製向き」なのか?──プロに任せる前提で考える、現実的な役割分担

AWSは「内製向き」なのか?

AWSの話になると、今でもこんな空気が出ることがあります。

「AWSって内製前提ですよね?」
「エンジニアがいないと厳しいですよね?」
「全部任せるのは危ないって聞きました」

ただ、2025年の現実を見ると、この問いそのものが 少しズレ始めています

目次

なぜ今、この話を整理し直す必要があるのか

数年前までは、

  • 内製か
  • 外注か

という二択の議論がよく行われていました。

でも今の現場は、

すべてを自分たちでやる必要はない。むしろ、プロに任せた方がいい領域は多い。

その一方で、

全部を判断ごと任せると、うまくいかなくなる

この両方が、同時に起きています。

AWS=内製前提、ではない

まずはっきりさせておきます。

AWSは、内製しないと使えないサービスではありません。

実際、多くの現場では、

  • 設計
  • 構築
  • 運用

の大部分を、AWSに詳しいプロ(パートナー・ベンダー)に任せています。

これは妥協ではなく、合理的な選択です。

AWSの現実的な役割分担

それでもAWSが「丸投げしづらく感じる理由」

ここが一番誤解されやすいポイントです。

AWSが「丸投げしづらい」と感じられるのは、任せられないからではなく決める部分が残るからです。

AWSは、

  • インフラの機能
  • サービスの選択肢

は提供しますが、

  • 何を優先するか
  • どこまでやるか
  • 何を守りたいか

といった 業務判断は代行しません。

プロが「全部は決めてくれない」理由

ここで、プロ側の立場も整理しておきます。

プロができるのは、

  • 技術的に安全な設計
  • ベストプラクティスの提示
  • 過去事例に基づく提案

までです。

でも、

  • 業務として何を優先するか
  • どこまでコストをかけるか

これは、利用者側にしか決められません。これは責任放棄ではなく、役割分担です。

判断と実装の境界線

AWSで本当に求められるのは「内製力」ではない

AWSで求められるのは、サーバーを触れる力・コマンドを打つ力ではありません。

「どう任せるか」を決める力

です。

  • どこは任せる
  • どこは自分たちで持つ
  • どこは将来変えたい

この整理ができていれば、内製でも外注でもAWSはうまく回ります。

現実的なAWSの使い方(2025年版)

今、うまくいっている現場の多くは、この形に落ち着いています。

  • 業務の目的・判断:利用企業
  • 設計・構築・運用:プロ
  • 改善・見直し:共同

つまり、作業は任せる判断は手放さない

プロに任せる前提のAWS利用

IT営業としての整理ポイント(修正版)

営業として重要なのは、こう整理できることです。

「AWSは、専門家に任せて使う前提のサービスです。

ただし、何を優先するかという判断だけはお客様側で持つ必要があります。」

この言い方ができると、

  • 内製か外注かの不毛な議論を避けられる
  • プロの価値を正しく伝えられる
  • 現実的な進め方に話を戻せる

ようになります。

さいごに

AWSは、プロに任せることではじめて力を発揮するプラットフォームそして同時に、判断だけは利用者が持つ前提のサービスです。

この前提を共有できると、AWSの導入や運用は一気に現実的になります。

次は、

IaaS / PaaS / SaaS を技術ではなく「責任の切り分け」で整理する

という話に進みましょう。

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