ITの話題になると、急にこう感じたことはないでしょうか。
- 何を言っているか分からない
- 話についていけていない気がする
- 自分はITに向いていないのでは
でも、最初に伝えたいことがあります。
ITが分かりにくく感じるのは、能力の問題ではありません。
むしろ、分かりにくく感じるようにできていると言った方が近い。
なぜこの知識が必要なのか
IT営業にとって一番つらいのは、
- 分からないことそのもの
ではなく - 分からないまま会話が進むこと
です。
ここで自信をなくすと、
- 相手の言葉をそのまま繰り返す
- 深掘りせずに流す
- 技術の話になると黙る
という状態に入りやすくなります。
だから必要なのは、「なぜ分からなく感じるのか」を理解すること。
理由が分かれば、必要以上に自分を責めなくて済みます。
ITが分かりにくく感じる3つの理由
① 横文字が多すぎる
ITの世界は、海外発の概念や技術がそのまま言葉として入ってきます。
- クラウド
- API
- SaaS
- DX
しかも、
- 定義が曖昧なまま使われる
- 人によって意味が違う
この状態で話が進むので、言葉だけ追うと必ず迷子になります。
② 仕組みが「見えない」
ITは、
- 電気
- 通信
- ソフトウェア
といった、目で見えないもので成り立っています。
モノのように触れないため、
- どこで何が起きているのか
- 何が原因で動いているのか
をイメージしづらい。
分かりにくく感じるのは、かなり自然な反応です。
③ 立場によって見え方が違う
同じITを見ていても、
立場が違うと見ているポイントがまったく違います。
- エンジニア:仕組み・構造
- 現場:使い勝手・手間
- 営業:価値・意味
この違いを意識しないと、
「同じ話をしているのに、なぜ噛み合わない?」
という状況が起きます。

分からないのは、能力不足ではない
ここが一番大事なポイントです。
ITは、
- 感覚で理解しづらい
- 経験がないと想像しづらい
- 部分だけ聞いても全体が見えない
という性質を持っています。
だから、
分からない
= 頭が悪い
= 向いていない
という結論は、完全に間違いです。
必要なのは、才能ではなく 見方。
ITは「構造で見るもの」
ITを理解するコツは、一つひとつの言葉を覚えることではありません。
見るべきなのは、
- 何を入力して
- どこで処理されて
- どこに保存され
- どう使われているのか
という 構造 です。
構造が見えると、
- 知らない言葉が出ても慌てない
- 「これはこの辺の話だな」と当たりがつく
- 会話についていける
ようになります。

IT営業の会話では、どう使われるか
この視点があると、会話の中でこんな変化が起きます。
- 分からない単語が出ても止まらない
- 「それは情報のどこを扱ってますか?」と聞ける
- 技術の話を、業務の話に戻せる
たとえば、
「このツールは〇〇を使っていて…」
と言われたとき、知っている/知らないではなく
「それは、情報のどの部分を担っているんですか?」
と聞ける。
これだけで、会話の主導権は一気に営業側に戻ります。

この知識の立ち位置
「ITはなぜ分かりにくく感じるのか」は、知識を増やすための記事ではありません。
- 不安を下げる
- 見方を変える
- 学び方を整える
ための記事です。
ここを押さえておくと、
- ITに対する苦手意識が薄れる
- 次の記事がスッと入る
- クラウドやAWSの話に進んでも迷子にならない
ITは、才能で分かるものではなく、構造で理解するもの。

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