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6.ITは「情報の流れ」で考えると、会話が噛み合う

ITは「情報の流れ」で考えると、会話が噛み合う

―「ITを導入したい」という言葉の正体―

ITの話が急に難しくなる瞬間があります。

サーバーの話をしていたはずなのに、気づいたらクラウドやAIの話になり、何を解決したいのか分からなくなる。

そして最後に出てくるのが、この言葉です。

「ITを導入したいんです」

この一言、実はかなり 曖昧で危険 です。

目次

ITが分からなくなる一番の原因

ITが分かりにくくなる理由は、技術が難しいからではありません。

多くの場合、ITを「点」で見てしまっているこれが原因です。

  • サーバーはサーバー
  • クラウドはクラウド
  • AIはAI

と、個別の点として捉えるほど、全体像は見えなくなります。

ITの正体は「情報の流れ」

ここで視点を切り替えます。

ITがやっていることを、極限までシンプルにすると、こうです。

  1. 情報を入れる
  2. 情報を処理する
  3. 情報を保存する
  4. 情報を活用する

どんなITも、必ずこの流れのどこかを担っている

サーバーも、クラウドも、AIも、役割が違うだけで、同じ地図の上に存在しているのです。

点で見ると迷子、線で見ると全部つながる

ITを点で見ると、こうなります。

  • サーバー:よく分からない
  • クラウド:別物っぽい
  • AI:さらに別次元

でも、線で見ると整理されます。

  • サーバー:主に処理・保存
  • クラウド:それらを柔軟に使う仕組み
  • AI:処理の中身を高度化する技術

役割は違うが、全員「情報の流れの登場人物」

点で見るIT/線で見るIT

「ITを導入したい」という言葉の正体

ここからが営業として一番重要な話です。

「ITを導入したい」

この言葉をそのまま受け取ると、多くの営業はこう動きます。

  • ツールを探す
  • 機能を比較する
  • 提案資料を作る

でも一段深く見ると、お客様が困っているのは ITそのものではありません

困っているのは、だいたいこの辺です。

  • 情報が集まらない
  • 情報がバラバラ
  • 情報が遅い
  • 情報が正しく使われていない

つまり、

情報の流れが、どこかで詰まっている

これが正体です。

「ITを導入したい」の裏側

ツール提案に飛ぶ前に、営業がやるべきこと

ここで営業の立ち位置が決まります。

営業が最初にやるべきなのは、
ツールを選ぶことではなく情報の流れを一緒に整理することです。

具体的には、

  • どこで情報が入力されているか
  • どこで処理が止まっているか
  • どこで活用されていないか

これを一緒に言語化する。

営業が立つべき位置

このフレームがあると、営業会話が変わる

「情報の流れ」という軸を持つと、会話の質が一気に変わります。

  • 分からない技術が出ても慌てない
  • 「それは情報のどこですか?」と聞ける
  • 技術の話を、業務の話に戻せる

これは、知識量ではなく、整理軸の差です。


この知識の立ち位置

この記事で伝えたいのは、IT知識そのものではありません。

  • ITは点ではなく、流れで見る
  • お客様のIT要望は、情報の詰まり
  • 営業の役割は、ITを売ることではなく整理すること

この3つが腹落ちすると、

  • ITの話で消耗しなくなる
  • ツール売りから抜け出せる
  • 次のクラウド・AWSの話が自然につながる

ITは、覚えるものではなく、当てはめるもの

次の記事では、この考え方をさらに一段進めて「IT営業はどこまで理解すれば十分なのか」を整理していきます。

ここまで来たら、もう会話で迷子になることは、ほとんどありません。

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