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8. IT営業が評価されるのは説明力ではなく整理力

IT営業が評価されるのは説明力ではなく整理力

IT営業をしていると、こんな違和感を持ったことはないでしょうか。

  • 丁寧に説明したのに、反応が薄い
  • 技術はちゃんと伝えたはずなのに、話が進まない
  • 「で、結局どうするんだっけ?」で会議が終わる

一方で、

  • あまり説明していないのに
  • いつも商談が前に進む人

が、周りにいたりします。

この差は、知識量でも、話し方でもありません。

評価の分かれ目は、説明力ではなく整理力です。

目次

なぜ「説明しているのに評価されない」のか

IT営業が最初につまずきやすいポイントがあります。

ITの世界では、
「分かりやすく説明できる人=優秀」
だと思い込んでしまうこと。

だから、

  1. 技術を勉強し
  2. 機能を覚え
  3. なるべく噛み砕いて説明する

でも実際の商談では、説明すればするほど、相手が迷子になるという現象が起きます。

これは、説明が下手だからではありません。

整理されていない状態で説明しているからです。

説明力と整理力は、まったく別の能力

ここで一度、言葉を分けます。

説明力とは

  • 機能や仕組みを順序立てて話す力
  • 知識を相手に伝える力
  • 情報量が増えやすい

整理力とは

  • 話題を分解する力
  • レイヤーを揃える力
  • 「今、何の話をしているか」を明確にする力

IT営業で本当に評価されるのは、後者です。

説明は、整理されたあとに 必要な分だけ 行えばいい。

なぜ説明に寄るほど、商談は進まなくなるのか

整理されていない会話では、
こんなことが起きています。

  • 技術の話
  • 業務の話
  • 不安や要望

が、同時に飛び交っている。

その状態で説明を足すと、

情報は増える
でも、判断はできない

という状態になります。

相手の頭の中では、

「話は分かった気がするけど、結局、何を決めればいいんだっけ?」

となっている。

整理されていない会話の状態

整理力とは「相手の頭を整える力」

整理力を一言で表すと、こうです。

整理力とは、
相手の頭の中を
「今どこを見ているか分かる状態」にする力

  • 何が目的で
  • 何が課題で
  • ITはどこに関係していて
  • 何を判断すべきか

これが揃った瞬間、説明はほとんど要らなくなります。

整理された会話の状態

評価されるIT営業が最初にやっていること

評価される営業は、最初に説明しません。

代わりに、こう言います。

  • 「一度、整理しますね」
  • 「今の話、論点が混ざっているので分けますね」

そして、

  1. 話題を止め
  2. 全体を並べ
  3. レイヤーを揃える

この時点で、「この人、話が早い」という評価が生まれます。

営業が立つべき位置

IT営業の会話では、どう使われるか

たとえば、こんな場面。

「このシステムは〇〇という技術を使っていて…」

ここで、「分かる/分からない」ではなく、

「それは、業務のどこに効く話ですか?」
「今日は、何を決めるための話でしたっけ?」

と整理に戻せるか。

この一言で、

  1. 会話が締まり
  2. 判断が前に進み
  3. 営業の存在価値が上がる

説明が少ない営業ほど、信頼される理由

整理力がある営業は、

  1. 話す量が少ない
  2. でも、会話は前に進む
  3. 決定事項が残る

それは、

説明しているのではなく、
判断しやすい状態を作っているから

です。

IT営業の仕事は、知識を披露することではありません。

この知識の立ち位置

「IT営業が評価されるのは説明力ではなく整理力」は、営業としての軸を決める記事です。

  • 無理に説明しなくていい
  • 技術を全部知らなくていい
  • 自分はここで価値を出せばいい

この前提が腹落ちすると、

  • 商談がラクになる
  • エンジニアとの会話も噛み合う
  • 次に学ぶべき知識が見える

IT営業に必要なのは、話す力より、整える力

次の記事では、この整理力を支える「営業が使う具体的な整理フレーム」を扱っていきます。

ここまで来たら、もう「説明し続ける営業」ではありません。

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